今すぐ使える!機械設計の思考法【思考本:世界一流エンジニア思考法から学習】

本・書物
本サイトはプロモーションが含まれることがあります
スポンサーリンク

世の中にはいろんな思考法がありますが、機械設計でも使える思考法があります。
しかし、知らないエンジニアは、仕事がうまくできない、成長ができないなど、
多くの悩みを抱えているのではないでしょうか?

そんなエンジニアにオススメな本があります。
それは、『世界一流エンジニア思考法』です。

米マイクロソフトエンジニアで本書の著者でもある牛尾剛氏が、
トップレベルで活躍できるエンジニアの思考が書かれています。

そこから学べるのは、今すぐ使える機械設計の思考法だったのです!

ここでは、思考本『世界一流エンジニア思考法』から学んだの思考法を、
現役メカエンジニアが、今すぐ使える機械設計の思考法を、実例交えながら
解説していきます!

スポンサーリンク

今すぐ使える!機械設計の思考法とは?

結論、今すぐ使える機械設計の思考法は、次の3つです。

  • より少ない時間で価値を出す
  • メカニカルサイエンスを身につける
  • 日本の悪い風習はやらない

当たり前のことじゃん!と思うかもしれませんが、これがかなり重要なんです。

本の執筆者の牛尾剛氏は、記憶力が悪く、物忘れも激しいトップレベルとは程遠い
エンジニアだったそうです。それが今、米マイクロソフトのトップレベルの一員として
成長しています。

このブログを書いてる著者自身も、同様の思考法を機械設計で実践したことで、
設計スキルとキャリアが確実に積み上がった経験があります。
つまり、スキルのみならず、エンジニアとしても大きく成長できる思考法なのです!
そんなことできるなら、今すぐ使いたいですよね!

では早速、その思考法を紹介していきましょう!

思考法1 より少ない時間で価値を出す

どんな人にも平等に持つものがあります。

それは、時間です。

今回の思考本では、より少ない時間で価値を作ることでエンジニアとして大きくなると
断言しています。つまり、時間をどう活用するか、自分の頭で考えることです。

では、どういう思考でやれば良いか?
その方法を、機械設計の例を踏まえて次の3つをご紹介します。

やることを減らす

減らす=サボると捉えてしまいがちですが、減らすことで価値を生ませます。
しかし、実際の業務ではやることがたくさんあり、減らせないですよね。
ですが、次の4つを活用することで、仕事の量をコントロールすることができます。

一つに絞って取り組む

 やることがたくさんあるならば、あえて1つや2つに絞り集中する。
  ↓
 【例1】設計変更が10個あれば、同時にやらず、一つだけを選び集中する。
 【例2】製品図面が10点あれば、どんなに忙しくても、2点は終わらせる。

時間を固定する

 忙しい時は、あえて時間制限を設け、制限内でやりきる。
  ↓ 
 【例1】今日は打ち合わせで忙しいが、部品図2点だけは確実に終わらせる。
 【例2】検討でたくさん課題が出てきたが、今日中に一つだけ解決させる。

試行錯誤しない

 自分の中で考えてばかりいると、その分時間を無駄にするため、中間確認したり相談する。
  ↓ 
 【例1】調べればできる案件を考案したが、これで進めても問題ないかアドバイスをもらう。
 【例2】未経験な案件を任されたが、どこから手をつければわからないので、詳しい人に相談した。

不可能な仕事はやらない

 物理的にできないものをやっても上手くいかないため、あえて断ることを覚える
  ↓
 【例1】スキルが無いことを短時間でという難題指示があったが、出来ないことを伝える。
 【例2】無理難題なことは、出来る人に振れないか相談する。
 【例3】短時間でできない場合、必要な見積り時間を計算し、時間延長を相談する。

パレートの法則(2:8の法則)を利用する

物事には、優先順位というとのがあります。その手段として、パレートの法則が活用できます。
20%の行動が80%の価値を生むという法則です。
つまり、実務の中から最優先順位を20%に絞り込むことで価値が生まれる時間に変わります。

その方法として次の3つを意識することで、価値が出る時間に変えられるでしょう。

アウトプットを意識する

 実務のいろんな情報を整理し、共有できるようなアウトプットを意識する。
  ↓
 【例1】ある機構の設計ポイントをONEノートにメモ書きでまとめ、メンバーに共有する。
 【例2】失敗した設計経験内容をパワーポイントにまとめ、メンバーに共有する。

理想の結果を意識する

 どんな設計にも理想的な基準点(理論値や理想の機能、形など)があり、
 それを目指す行動をとる。
  ↓
 【例1】設計する前に、本当に理想的な形状がどんなものかを聞いてから、設計する。
 【例2】設計途中で、良いアイデアを思いついた。理想に近いものか経過確認してもらう。

シンプルさを意識する

 どんな業務でも複雑にすると混乱して価値が失われるため、可能な限りシンプルにする
  ↓
 【例1】2台の違う製品を同時に作業せず、1台分の製品だけに絞って業務を行う。
 【例2】何回も加工が必要な形状はやめて、1回で加工ができる形状に変更する。

早く失敗ができるようにする

失敗は怖い印象がありますが、失敗が早ければ早いほど、次に進めるタスクが明確になります。
次の二つの行動にから、失敗を加速することができます。

フィードバックがもらえる行動をする

 どんな仕事でも、これが本当に正解なのか?と疑問を持ち、フィードバックをもらう行動をとる
  ↓
 【例1】設計資料に漏れが無いか心配だったので、レビューするメンバーにチェックしてもらう
 【例2】ある設計が60%程度完了したが、設計方針が間違ってないか中間チェックしてもらう

検証が出来る行動をする

 いくら考えても検証しないとわからないことは、すぐに検証できるように行動する
  ↓
 【例1】ある構造のアイデアが出てきたが、実験してみないとわからないため、実験計画を相談した。
 【例2】効率化できる方法を提案したいが、効果がわからないので、少人数にお試しとして使ってもらう。

思考法2 メカニカルサイエンスを身につける

トップレベルのエンジニアたちは、圧倒的な生産性があるそうです。
その背景には、サイエンス知識がある前提で成り立っていると、思考本の著者は断言しています。

つまり、機械設計では、メカニカルサイエンス(機械工学や力学など)を身につけるこそが、
他と比較にできないエンジニアに成長できるということです。

メカニカルサイエンスの知識を増やすには、もちろん自己学習が必要になりますが、
実用的に使えるようにするには、次の2点に着目して行動することをオススメします。

情報を整理する

ドキュメント化してみる

 自分がやってる仕事や悩みなど、なんでも良いので文書化する。
 それにより、記憶の定着がしやすくなり、実用的な知識を引き出せる。
  ↓
 【例1】今設計している機構の詳細を、パワポ数ページ程度でドキュメント化する。
 【例2】仕事で困っていることを箇条書きし、何が1番困っているかを探す。

頭の中で整理してみる

 覚えていることを頭の中で整理して引き出す練習をする。
 それにより、記憶する引き出しが増え、ディスカッションなどに役立つ。
  ↓
 【例1】設計レビューで、指摘された内容を整理し、その場で回答する。
 【例2】すぐに資料を作らずに、一度頭の中で整理してから、資料を作る。

メンタルモデルを作る

メンタルモデルとは、自分自身の認識や解釈を認知する心理的なモデルのことを言います。
それを作り上げるには、仕事に合う思考を学んだり、経験したりすることで、やるべきことの
アウトプットの速さが高速になると言います。

そうなるためには、次の3つの行動が必要不可欠になるでしょう。

ファクトをベースにする

 感覚でやろうとせずに、現状把握(事実、現実)を大事にする。
  ↓
 【例1】CAD上で設計する前に、類似する実際の製品を自分の目で確かめる。
 【例2】製品の不具合が、本当にそうなのか、実際の製品を確認した。

理解に時間を使う

 どんなに難しいことをやろうと、人が理解できるまでには時間がかかる。
 理解に時間をかけて習得することが、エンジニアとしての最大の価値が生まれる。
  ↓
 【例1】設計する前に、この機構のコンセプトや概要を確認する
 【例2】ある機構の設計していたが、理論に違和感を感じ、調べる前に相談した

専門分野のプロに聞く

 ある分野に特化したプロフェッショナルなエンジニアに質問をする。
 当たり前だが、気軽に質問ができるスタイルを身につけられれば、キャリアへの大きな一歩となる。
  ↓
 【例1】課題解決の立案に入る前に、この分野に得意なAさんにアドバイスをもらう
 【例2】ある機構設計の進捗が思わしくないので、機構設計が得意なBさんに助けてもらう
 

思考法3 日本の悪い風習はやらない

日本のエンジニアは、不幸そうなエンジニアしかおらず、幸せそうな海外のエンジニアと
全く違うと思考本の著者は言っています。その原因は、日本独自の文化・風習があるそうです。

その独自の文化・風習が、革新的進歩の妨げになっていると問題視されています。
つまり、エンジニアとしての成長にも妨げになっていると言えます。

そうならないために、次の2つの行動を止めることを徹底しましょう。

相手の批判をやめる

日本では、気に入らなかったり間違ったことが起きれば、対象者に対し侮辱や罵声など
批判ばかり言いますが、そういったことは、世界で日本だけと思考本の著者はいいます。
批判ばかりでは、何も生まれませんし成長もしません。

成長したいならば、批判をやめて、相手への感謝や敬意をたたえる行動をしましょう

 【例1】他人に設計の考え方を提案され、素直に受け止め感謝をした
 【例2】手伝ってくれたことに素直に感謝し、別の機会に手伝うことを約束した

我慢することをやめる

日本人は、よく我慢することが優秀という文化がありますが、それは自分の人生や仕事を
コントロールできていないだけと思考本の著者はいいます。
また、幸せはお金や成功との相関関係はないとも言われており、辛いならば、きれいさっぱり
切り捨てるくらいの選択をする方が、仕事も人生もハッピーになれると言われています。

自分で良い条件に向かう選択をする行動し、エンジニアとして大きく成長しましょう。

 【例1】深夜まで働けば期日を守れるが、体調が悪いため、期日を延ばす要望を出した。
 【例2】やりたいことができない環境だったので、転職した。

さあ!今すぐ使いはじめよう!

ここまで、今思考本『世界一流エンジニア思考法』から学んだトップレベルの思考法を、
現役メカエンジニアが、今すぐ使えるように機械設計の実例を踏まえて解説しました。

解説した思考法を習得することで、他とはレベルの違うエンジニアに成長できます。
それができた時の効果として、次のような感覚を得られると著者はいいます。

仕事や人生そのものを、自分がコントロールしている感覚

自分がコントロールする感覚は、自分自身もすごくわかります。
全部できてるとは言えませんが、少なからず思考法をやってその感覚を得られています。
ならば、今すぐ使い始めるしかないですね!さあ、始めましょう!

ここまでご覧いただきありがとうございました。

今回、思考法を学んだ『世界一流エンジニア思考法』は、以下より購入できます。
購入の参考にしてみてください!

スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました